『当たり前ってなんだろう。☆北海道☆別海町／鮭バイ』 2007.10.25
仕事してる
工場には一ヶ所だけ
シャッターがある
私は
そのシャッターに近い位置で
作業をしてた
物を置きに行ったりして
開けっ放しのシャッター から
外に目をやると
月が真正面に佇んでた
シャッターは
東に直面するとこに造られてる
まだ17時前やったやろか？
ひっそりと
遠慮がちに
低いとこに位置してた
まだ
太陽は沈みきってなくて
外はまさに夕暮れ真っ只中
少し時間が経ってから
また外に目をやると
濃く薄い青い空に
太陽の光を浴びた
白いはずの雲は
ほんとに
ごく一部に白さを残し
その他は
きれいなピンク色に染まり
影の部分は
薄い青紫になってた
月を隠すようにして
雲は浮かんでたけど
隙間から
朧月のように
見え隠れ
何とも言えない
温かみを帯びた空を見て
正直、仕事ほっぽって
海の方まで
見に行きたかった
しばらくしてから
また外を見ると
さっきの雰囲気は一変して
深みを帯び始めた青紫が
空一面を彩ってた
太陽が姿を隠してからは
月の輝きが増し始めていた
そんな今日は
待ちに待った給料日♪
でした(´∀｀)
いや～
明細の労働時間
見てビックリ
こんな働いてたんや･･･
自分、よく頑張った！
お疲れさま！！笑
お金は大事に使わんとね！
明日カーリーが
鮭バイを終えて一足先に
去ることに
気づけば
憎まれ口を叩き合う
仲になってました☆
んまぁ
また来月に函館で
(たぶん)
再会するんだけど(笑)
私も終わるときが
刻一刻と近づいてる
その事を良く考えてしまう
どうやって
受けた恩を返そうかな？
あと
仕事風景を写真に収めたい
いつ撮るか！？
とかとか
ぼんやり考えながらの仕事
最近
鮭(仕事)がちょっと
落ち着いてきたから
余計考えちゃう
なんだかなぁ(´～｀)
同じく
バイトの終わる時期が
近づいてる事を
察知してる女工さん達
最近よく
『いつまで居るの？』
と聞かれる
問いに答えると
『ずっと居ればいいよ』
と言ってくれる
初めてここ
尾岱沼に来て
初めての仕事をし、
新鮮だった事が
いつの間にか
当たり前になって
毎日をただ
こなすようになってた
いつまで居るの？
いつ帰るの？
と聞かれるようになって
この『当たり前』に
なってしまった日常が
当たり前ではなくなる日が
近づいてる
そう思うと
寂しさが込み上げてきた･･･
仲良くなればなるほど
優しくされ、
優しい言葉をかけられるほど
度合いが増してゆく。。。
『いつぞやに架かった虹。同じ景色も２度とない』
